2009年04月23日
時代小説『戦場の桜』その11

仁三郎はその棒をはっしと受け止め、二合三合と切り結んでいたが、体についた松ヤニのせいか、いつものキレがなく、段々押され気味になってきた。
「いつもなら、弥一なんかウヒョのヒョなのに…。」
伊蔵も周りを数人に囲まれ、いつもの爆発的な田舎者パワーが鳴りをひそめている。
仁三郎が伊蔵を気にして、ふと見た瞬間、隙が生じた。
弥一の棒が仁三郎の左肩をポーンと突いた。
思わずよろめいた仁三郎は、愛馬もろとも、どうと倒れ込んだ。
なおも馬上から執拗に仁三郎を狙う弥一の棒を、右手一本で防ぎながら、負けを覚悟していた。
その時、太トゥトゥトゥという鼓の音が…。
「クソッ、もう少しで仁三郎を倒せるところなのに。まぁ後でも倒せるわ、貴様の命は一旦預けておく。 よーし、全軍一旦戻れー。」
と弥一が言うと、よーく訓練された軍隊ように、さぁーっと軍勢が陣に戻り、丸太がまたピチッと閉められた。
「仁三郎、大丈夫ずらか?」
「ああ、ちょっと油断した。冷やせばすぐ治る。今、手拭いを濡らしてきてもらった。
それよりも、あの陣を見てみろ。おれたちを本陣に戻さないつもりじゃねえか?そうなると、国松の側には眞之介しかいないぞ。
あいつ、普段は全くのヘタレだからなぁ…。
伊蔵、何とかして弥一の陣を抜くぞ。時間がかかればかかるほど、国松が危ない。
まぁあいつなら、何とかするんだろうがウヒョヒョ。」
つづく
さぁこれで、勝負の鍵は眞之介に委ねられた。のか?
眞之介が、腰を痛めてジョギングできない状態ではまずいだろ。そりゃ作者か(((・・;)
Posted by しんちゃん405 at 06:29│Comments(2)
│時代小説「戦場の桜」
この記事へのコメント
しばらく来れなかったので、まとめ読みしました^^
いよいよ眞さまの実力が明かされる!?
作者・しんちゃんは腰にトラブルですか!?(;_;)
腰はなかなか大変ですね…(夫もそうで)
お大事に~(´人`)
いよいよ眞さまの実力が明かされる!?
作者・しんちゃんは腰にトラブルですか!?(;_;)
腰はなかなか大変ですね…(夫もそうで)
お大事に~(´人`)
Posted by 美和 at 2009年04月25日 12:03
美和さん
こんにちはでござる
作者大丈夫です。
ただ、忙しくて、ここ2日間小説かけてませんが・・・
コメントありがとうございまする
こんにちはでござる
作者大丈夫です。
ただ、忙しくて、ここ2日間小説かけてませんが・・・
コメントありがとうございまする
Posted by しんちゃん405
at 2009年04月25日 12:23
